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健全経営があって、サービスの継続と質が保たれる

 我が家の柿木に、山鳩が巣作りをし、卵を抱いています。
 警戒心が薄いのか?私が、1メートルの至近距離まで近付いても逃げようとしません。
 山鳩夫婦に、ここに住まいを構えることを認め、家賃は免除してあげることにしました。

 先日、NHKのテレビ番組「激動トヨタピラミッド」を観て、日本の将来や制度ビジネス(医療・介護・福祉等)に改めて不安を持ちました。
 トヨタ自動車で(以下「トヨタ」)は、下請け業者を一次・二次・三次とピラミッド組織で形成し、長年の信頼関係の基に業績を伸ばしてきました。
 トヨタの下請けであれば、安心して経営していくことができると事業主は信じてきました。
 しかし、リーマンショック以降の車の販売不振と国内消費減少傾向を踏まえ、トヨタ自身の生き残りを賭けて「海外での生産を半数以上に変更する」と発表。下請け会社も同様に、人件費の安い国外での生産へとシフトし、競争の中から勝ち残り、トヨタに納品できるか否かにかかっています。
 トヨタは、従来からの下請け会社とは、コスト面で付いてこれなければ取引を白紙化しました。結果として国内に残った二次・三次以下の下請けは、廃業の選択に追い込まれる会社が現れました。
 どうしてもダブって見える印象として、水道の蛇口を握る「トヨタ=国(厚生労働省)」。医療・介護等の制度ビジネスも国の方針如何、つまり下請け業者と同じで、蛇口の締め加減ひとつで事業者の生死が決まります。
 4月改定の介護報酬は、実質マイナス改定で、老人保健施設では入所者を在宅復帰へ強制誘導し、経済誘導と制裁で報酬改定しました。
 介護力の低下した在宅ので介護、外付けのサービスも都市部など一部では機能しても、すべてにおいて非効率の地方・地域では非現実的です。
 日々、地域で一生懸命頑張っている職員や介護事業者の「やる気を削ぐ」結果となっており、正に「生かさず殺さず政策」を感じております。
 霞を食べてサービスを継続することはできません。健全経営があってサービスの継続と質が確保されるのです。
 このままの低報酬改定では、人材確保も困難であり、介護難民が多く出現することは明らかです。
 私が心配する日本の将来、介護のサービス利用は国内ではなく、海外でのメニューが普通になることでしょう。



投稿者 keiroen : 2012年06月14日 08:28

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