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街づくりに欠かせない心からの協力

堀 世の中は、ゴールデンウィークの最中。高速道路での悲惨なバス事故。安価な料金設定は、事故のリスクも隣合わせとの教訓では。事故に遭われた方々がお気の毒であり、提供する事業者は安心安全の確保を最優先してほしい。
 亡くなられた方のご冥福と怪我をされた方々の一日も早い快方を祈ります。

 ゴールデンウェークに帰省される方も多いことでしょう。
 盆・正月もそうですが、この時とばかり賑わいを取り戻す。でも、点であり継続性がありません。
 私も、長野県内の温泉町の出身。ここ数年、特に思うことは「寂しいの一言」。
 観光客の途絶えた温泉街、20~30年前に見かけた浴衣姿、下駄の音、人の話声…。今は感じられません。
 シャッターの降りた商店街…。時代の変化に即応することが出来ませんでした。親が築いた宿や店、そう簡単に180度変えることが出来ずに今日まで至っているのでしょう。
 リスクを承知で変化していった温泉地、宿は賑やかです。
 結局、人気の宿は「個(少人数単位)」へのこだわり、おもてなしの徹底。
 今、旅人は旅慣れし、ニーズも高いので少々のサービス内容では満足しない。
 幾つもの風呂、野天風呂、提供する食へのこだわり、俗世間との乖離した景色等々。
 際限のないお客のニーズへ、感動と体験を持ってどう応えるか?!年間を通じてリピーターを増やす仕掛け等、大変なお仕事と思います。
 旅館や商店もやったことのない、素人が何を言っている、とお叱りを受けそうですが。
 サービス業。介護もサービス業です。一日として休むことを許されない、とても大切な仕事です。スタッフは、一生懸命、日々取り組んでおります。
 敬老園は、開設から39年。「困った時の敬老園」と言われてきました。
 介護は、要介護(支援)認定者が介護メニューの中から選択し利用するサービスです。
 核家族化・独居・老々世帯が加速度的に増え、在宅・自立支援が日本の介護保険設立の理念でしたが、現実は、施設志向が日に日に高まる状況です。
 今、高齢者の2割近くが介護や支援が必要ですが、2015年団塊の世代が747万人が75歳以上になる時は、3割近くまで介護サービスを利用される方が増えるでしょう。
 元気な高齢者も含め、4割・5割・6割が高齢者の地域社会は珍しくなく、自治会・自治消防も無理になるでしょう。
 当法人では、地域貢献・高齢者・要介護・要支援者の視点で「高齢者を中心とした街づくり」を10年前から県内各地で実践して参りました。
 当法人の本部が位置する上田市内では、12ヵ所に複合事業を中心に展開しております。そのひとつ旧カネボウ丸子工場跡地。広大な敷地に買い物、医療、介護、福祉、保育、図書館等が、この2年以内に揃うことになります。
 当法人が事業推進に掲げる、買い物が容易で、医療・介護・金融機関等がありと合致します。
 当法人も、高齢者が主役の街づくりに一役ということで、今年4月1日、低家賃(一時金なし、家賃1カ月39,000円:個室50室)の有料老人ホームを開設致しました。
 街の中心地、立地条件は申し分なしです。ただ、ひとつ困ったことがあります。想定外です。
 有料老人ホームと隣接のスーパーとの間に塀(両者との高低差無し)があり、遠回りしをして、車椅子で2mほどの落差の歩道を4回克服しないと買い物が出来ません。
 塀の所有者はファンド会社?スーパー側で、「介護が必要になってもどうぞ当スーパーでお買物を」とご助言頂ければ解決に向かうのですが…。塀の一部を開けさせて頂くだけで段差のない、バリアフリーのもとでの買物が出来ます。
 スーパーは物を売るだけでなく、「社会的な弱者を思いやる気持ちが大切」と申し上げたい。
 足腰の負担の少ない平地に、高齢者を中心とする街づくりは、自治体が中心となり、多くの事業者や地域住民のご協力があって成り立つものと思います。
 当法人が運営する、24時間365日営業の「認定こども園」、介護の人材を養成する「上田福祉敬愛学院」、車椅子での食事が容易なバリアフリーレストラン「楽食」等、厳しい経営とは別に社会的な使命を担っております。
 「社会貢献」は、言葉では簡単ですが、継続することもまた大変です。


投稿者 keiroen : 2012年05月02日 19:09 | コメント (0) | トラックバック (0)

核家族化が進展は、最後の砦としての特別養護老人ホームが頼み

「医療・介護が必要になっても自宅で生活したい、住み慣れた地域で生涯暮らしたい」
 私自身もそう願います。
 しかし、願いとは逆に年々施設志向が高まっています。
 昔は、大家族でした。50年程前に認知が進んだ祖父の介護を、母が弱音を吐きながらもほぼ独りで、亡くなるまでの数年間、頑張っていた思い出があります。
 昔は、介護も嫁の役目、がまんを当たり前に強いていた時代でした。今は、違います。
 親を見ないのが当たり前の習慣となり、結婚を機に世帯を別にしていきます。
 親が子供に気を遣い、本音を言えない関係が日常化しているように思えます。
 韓国でも日本と同様に、親の介護を放棄したり、表に出る虐待の件数も増え、少子高齢化も同じ傾向にあり、日本以上に深刻化しています。
 核家族化は、「絆」が希薄化し共働き家族が出す結論は「在宅介護」ではなく「施設入所」の選択でありドライな発想です。
 先日、テレビ番組で「墓友」を希望する人が増えてきているという内容でした。
 人生の最期を迎えた時、葬式や死後について子供たちに負担をかけたくないという考え方。
 「墓の管理、墓参りしてもらえるか分からない」、「身寄りがない…」等。
 死んでも寂しくないようにしたいとの思いが「墓友」を選択させるのでしょう。
 私は、同居の両親を10年以上前に見送りました。私たちの年代は親を看るのが、当たり前と思っています。
 私の子供たちも介護の仕事に就いていますが、介護してもらおうと思っていません。
 自らの意思を今のうちに伝えておこうと思っています。
 準備です。「エンディングノート」を書き始めました。
 最近、葬儀場で「故人の遺志で香典は頂戴致しません」と、香典を受け取らず、焼香後に、簡単な品のお返しをされる方が増えつつあるように思います。
 故人との付き合いは葬儀までとし、残された遺族は後々、故人の付き合いに縛られることのないようにとの気配りと読み取れます。
 私もそのようにしたいと思います。
 地縁・血縁関係を嫌う人たちが増えてきており、殺伐とした気持ちになることが多くなりました。
 「おせっかい」でもこちらから発信し続けたいですし、「感謝する心」は、自ら実践する中で共感を得たいと願う日々です。


投稿者 keiroen : 2012年05月08日 17:27 | コメント (0) | トラックバック (0)

困った時の敬老園の職員に感謝

先週の土曜日に知人から、「困っているので助けてほしい」旨の電話がありました。
 知人は、上田市内に住所があり共働き世帯です。ご主人の実家が県外でご両親が二人で生活をされています。父親が急に入院することになり、入院している間、同居の要介護4(重度者)の母親を1~2ヶ月、ショートで介護サービスを利用しながら受け入れてくれる事業者を探すものの、断られてしまい見つからないとのこと。母親は、脳卒中後遺症と糖尿病がありインスリン注射が欠かせないとのこと。
 まずここで、2006年から国が推進している地域密着型のサービス(事業地に住所がないと利用できない)は、無理と。
 ありがたいことに当法人は、「自己完結型」であり、全国何処に住所があっても利用できるサービスメニューが豊富なため、医療面さえ問題なければ受入れ可能と判断致しました。
 ショートステイも上田市内に5か所(62床)あるので、本日受入れることになりました。
 私が、ショートステイ受入れ趣旨を職員に伝え、素早くベットコントロールをしてもらいました。
 知人も感謝ですが、私も感謝です。
 この仕事(感謝される)していて良かったと思います。
 現在、当法人の特別養護老人ホーム(5施設:定員340名)申込による待機者は名寄せして1,486名に上ります。
 要介護度4.5の重度者が627名で、内、個室希望46名(7.3%)、多床室希望者が581名(92.7)です。
 年々在宅での介護力が低下し、施設志向が高まる中で転勤、嫁ぎ先で親の介護を住所が他市町村あるから介護サービスを利用できない地域密着型推進とニーズの少ない特別養護老人ホームの個室化。この4月スタートした「地域包括ケアシステム」、プライバシー・個人情報・金銭管理等が問題視される中、1世帯2名を割っている限界集落・地域で成果があがるのか?難しい問題を抱える介護の現場。実態も十分把握せず理想(空論)のみ掲げる政策は早晩修正せざるを得なくなると思われます。
 窓口で「お叱り」を受ける事業者の身になって欲しいものです。


投稿者 keiroen : 2012年05月29日 19:23 | コメント (0) | トラックバック (0)

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