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2014年2月アーカイブ

 信州(長野県)の冬、夜間平地でも氷点下10度前後になり、日中は日差しがあるものの温度は上がらず、雪解けに時間を要する。
 14日からの大雪災害で、幹線道路、脇道も依然としてアイスバーン状況の所が多く、三本線の「わだち」や車の底に当たる箇所も多いと、今朝も職員から報告が届いた。
 除雪作業で亡くなる方の多くは高齢者。後日発見のニュースも多い。
 独居での暮らしは、大変。人頼みができないが故の事故といえる。
 今回の積雪災害で、「除雪」「移動」「助け合い」の大切さを感じた。
 訪問・通所の車を停める場所(スペース)も確保されていないため、要介護状態の方へのサービス提供は、歩いて訪問可能な利用者宅のみに限定されてしまったとのこと。
 積雪以降6日間(14~19日)で、デイサービス(通所介護)のキャンセルは約4割(述べ約1,000人)、訪問(診療・看護・介護・リハビリ)等も同様の影響が生じた。
 減収と除雪に要した費用も大きい。
 未だ孤立集落のニュースが流れる中で、雪の影響を受ける地域は、冬、集合住宅での生活を提案したい。
 一昔前までは、冬の社会的入院(11月~3月の期間入院)が多く、止むを得ないとの判断はあったと記憶している。
 雪が降る降らないに関係なく独居・老々世帯が急増し、限界集落・消滅集落が急増しており、高齢者人口が6~7割の集落は多い。また、空き家も目立つ。
 そこでの生活の不安・不便は計り知れない。集団で暮らすことで、お互いの安否が確認でき、離れて暮らす家族も安心できる。
 長野県は、中山間地での集落数が日本一、そこで暮らす人も県民の6割を占めている。
 このような背景で、来年4月から時限つきで全市町村実施を義務付けた「地域包括ケアシステム」(在宅で生活し、要介護状態でも24時間施設並みの介護サービス等を利用できる)がスタートする。
 利用者の視点や家族の希望を取り入れながら地域の実情を加味しての「地域包括ケアシステム」の推進は、難題といえる。
 介護の人材確保も深刻な課題であり、都市部政策を地方で実施していくハードルは極めて高く、「地域づくり」のキーワードとして「集合」「集団」「「便利」、 そして、「安心の提供」ではないだろうか。

 8日の大雪で積雪が残る中、14日~16日、長野県内も過去に例のない大雪に見舞われ、軽井沢99㎝、上田市76㎝等の積雪で県内外を結ぶ幹線道路は軒並み通行止めとなった。
 特に、軽井沢~群馬への国道は15日から17日まで通行止めになり自衛隊が出動する大変な災害となった。
 19日未明まで高速道路(上信越道)は通行止め、幹線道路は交通渋滞で身動きが取れない国道18号線。
 当法人は、県内各地で事業展開している関係で雪への対応も異なる。豪雪地帯の北信地区は、大雪を毎年体験しているので今回も幹線道路の除雪は比較的スムーズ。他の地域は最悪な道路状況で、幹線道路も「凍ってガタガタ」な状況も解消されていない。脇道は、すれ違うことや一台の車も通り抜けることも困難な場所も多く、在宅介護の方の訪問・通所のサービス提供に支障をきたしている状態が続いている。
 5日目の19日もマヒしている地区は多い。中でも軽井沢は孤立から5日目を迎えており深刻。関係方面に除雪をお願いしても自助努力以外にないと痛感。
 重機類が施設にたどり着けない道路状況も手伝い、BCP(事業継続計画)に基づく食料などの備蓄も底をつき、確保にも大変な思いをした。
 上田・佐久・本部からの除雪の応援も交通渋滞で通常1時間の所要時間が、たどり着くまで3~4時間を要している状況。
 18日は、朝7時に上田市の市街地にある本部からか軽井沢に向けて除雪隊を車で派遣するも上田市内を抜けるに2時間を要し結局道路は諦め、除雪道具を持参して「しなの鉄道」で現地に向かった。
 19日中に除雪作業の大半を終えることを願うばかりであり、ご協力頂いている業者の皆さんをはじめ、除雪にあたって頂いておられる方に「ただ、ただ感謝」。
 大雪で、除雪を各方面にお願いしたが協力を得られなかった。そのような中、新潟から「何か、お手伝いできることがあれば言って下さい」と旧知の大手建設会社の幹部の方から携帯に電話があり、早速、お願いをし、重機のフル活用で、17、18日は上田市内の施設、19日は軽井沢の介護施設の除雪をお願いした。
 また、18日から佐久からも別の除雪隊を編成して頂き、同様に対応して頂いている。
 他にも、普段付き合いのある建設会社の方を中心に除雪隊を組んで頂き、応援して頂いている。
 「困ったとき、行動を起こしてくださる方や業者の方に感謝を申し上げたい。」。
 軽井沢町は、当法人が運営する特別養護老人ホームなどの複合施設が2ヵ所あり、長期の孤立は西地区(追分)。
 今回の災害での反省点は多く、防災対策委員会を中心に早急に対策を講じたい。
 「日頃の付き合い」と「弱者の視点(立場)」を再確認し、貴重な体験をした。
 そして、何時間も歩いて出勤、連泊し、必死に利用者を支えてくれている職員・家族・地域の皆さんにも感謝を申し上げたい。
 冬は、まだ終わっていないので今後も気を引き締めていきたい。

 今日はバレンタインデー。チョコレートが贈り物として活躍し「ギリ、ギリ」音がすることがあっても、「ありがとう」と感謝致しましょう。
 また、大変な雪の中、敬老園が長年親しく交流している韓国の社会福祉法人ヨンコッマウル(蓮花村)の職員5人が、敬老園での研修を終えて東京へ向かわれました。
 日本に来る時(10日)も雪の心配、そして帰国するときも同様の心配をされてお気の毒です。
 私が、講演を依頼されて初めて韓国を訪ねてから7年が経過します。その後、韓国最大の社会福祉法人ヨンコッマウルや大邱産業情報大学と提携し、両国間で多くの職員(一部学生)が教育研修や異文化交流を体験しました。
 5年前に、ドイツ、日本に次いで世界3番目の本格的な介護保険制度をスタートさせた韓国、「介護の質の向上」が大きなテーマになっているようです。
 日本(敬老園)で見学・研修できめ細やかな「おもてなしの心」に触れ、韓国でも見習うべきところが多いと参加された職員、同行の教育担当者が感想を述べられました。
 日本では、アベノミクスによる経済効果が言われておりますが、収入が伸びず公共関連、物価の高騰が気になるところです。加えて、消費増税への駆け込み消費は至る所に歪みが生じております。
 工期は短いものの数年前なら容易に建設できた建物が、建材の高騰、工事人手不足で計画が立たないという事例を多く耳にします。
 敬老園でも4月1日開設予定の施設が、工期内完成に向け現場で苦労している状況です。
 介護に限らず人材不足は多くの産業で深刻化しており、安部首相も「移民」の検討を指示したり、公言するようになりました。
 移民政策の提言は、私も至る所でしており同感です。
 「少子超高齢化」、「日本人の平均年齢50歳超え」は目の前まできております。
 介護のサービスを利用する高齢者800~1,000万人、認知症の高齢者1,000万人超も同様で、対策は待ったなしです。
 4月の診療報酬改定は、病院から在宅への経済誘導、定額制(マルメ)の拡大であり、来年4月の介護保険改定の方向性を示しております。
 市町村が主役としての役割を担い、多様な「地域つくり」、「地域包括ケアシステム」と「介護保険制度の維持」に向けて、「負担と抑制」を鮮明にする方針です。
 今後、自立した生活を送るためにすべてにおいて「備える」ことが重要となります。