モンスターカレンダー

« 2013年6月 »
123456789101112131415161718192021222324252627282930

2013年6月アーカイブ

6月8日は鹿教湯病院主催の鹿教湯病院祭(講演・討論会)でお話をさせて頂きました。
 テーマは「介護保険制度の今後を考える」。
 日本が未だ経験したことのない「超少子高齢者社会」、「国民が痛みを共有する時代」になり、年金・医療・介護・子育てなどの社会保障に不安を抱える人が増えている中、「自分は大丈夫」と、思っておられる方にもご一緒に考えて頂けたらと思います。
 これからは「自助」、「共助」、「公助」が不可欠の時代に突入したといえます。
今後の高齢者人口動向は、2,012年高齢者数3,083万人(高齢化率24.2%)が、2,025年3,657万人(30.3%)にもなると推測されて おります。2,012年(平成24年) は一人の高齢者を勤労者世代が2.5人で支えていますが、2,025年(平成37年)団塊の世代が75歳以上の後期高齢者になる時点では2人で支え、 2,050年には、1人が支える大変な時代を迎えます。
 上田市を例に取りますと高齢化率で全国、長野県の平均を上回っております。5月1日現在、上田市の高齢化率は27.17%で、中心市街地と周辺地と2極 化の傾向が見られ、特に中心市街地の高齢化は深刻で、松尾町(52.8%)、末広町(50.0%)ほか高齢化率が40%を超える自治会が多く、駅を中心と した中心街は平均30%を超えています。一方、合併をした旧丸子町、真田町、武石村の高齢化も深刻で、50%を超える自治会もあり、市内240自治会のう ち28自治会(11.7%)が40%を超えているといった状況です。
 今回、お話をさせて頂いた鹿教湯病院周辺の旧丸子町内村地区(西内・平井・東内)も西内(36.0%)、平井(37.2%)、東内(33.6%)となっ ております。私の推計では、2040年頃には高齢化率60%前後になるものと推測されます。人口も2010年(平成22年)に比べ24.2%減少すると推 計されておりますが、このままでは、30%近い減少になるものと考えております。           
講演の中で今後の社会保障費がどうなるのかという内容にも触れさせて頂きましたが、社会保障の支え手である勤労者世代が減少し、社会保障費が大幅に増加していく中で、いかに社会保障の安定財源の確保をしていくかという事が重要な課題になると思います。
今回の講演のテーマでもあった介護保険制度の今後について、厚生労働省では4月25日、第43回社会保障審議会介護保険部会を開き、内閣府の社会保障制度改革国民会議がまとめた議論の整理案を受けて委員間で議論が交わされました。
限られた財源の中で、現行制度を維持・継続していくためには、改革ありきとし、2,025年頃までに課題を解決していきたいとしています。
その課題の一つに医療・介護を担う人材不足解消への取り組みがあります。介護職員であれば2,011年(平成23年)140万人から2,025年(平成 37年) には232~244万人の人材が必要になり、92~104万人の増員が必要になるといわれております。医師や看護師などを含めた全体では 242~277万人の増員が必要になると推測されます。
2012年12月末の要介護認定者は、550万人おり、2025年には800万人に達すると思われます。増え続ける介護給付を抑制するために要支援1、2 の軽度者(要介護認定者の27%)を介護保険の給付から除外する議論が行われています。また、軽度者の範囲を近い将来要介護1、2まで拡大する方向も見え てきました。重度化しないための予防も重要としています。特別養護老人ホームは、中重度者に重点化し、軽度者を含めた低所得者の住まいの確保が新たな課題 としております。補足給付は、所得だけでなく、預貯金や不動産などの資産を勘案して給付すべきとの議論もあります。老後の暮らしの質を良くする観点から、 医療と介護をどう連携させるか。病院頼み、介護施設頼みからの脱却をはっきりと示すべきと、国民会議ではまとめられています。
 今後は介護保険料が上がるなど確実に自己負担が増えていきますので、備えが大切になります。所得・預貯金・資産まで踏み込んで応分の負担を求めるように なると思われます。国民会議のまとめでは、医療保険において、医療費70~74歳の自己負担は、法律では2割となっており、中高所得者層の本人負担の引き 上げ、給付の範囲の見直し・効率化、際限ない高齢者向け給付の増大は現役世代の生活設計を破たんさせるため、「年齢別」から「経済別」へ負担の原則を転換 すべきとしております。
年金での生活が困難になり、仕事面では生涯現役でないと生活ができない状況が現実となりつつあります。身近に医療・介護・福祉・買い物・金融機関など選べ たり、利用できる環境の整備、「高齢者を中心とする街づくり」など「すり鉢の底」をどこにどの規模で形成するか、まさにコンパクトシティが急務となってき ております。

久しぶりのブログ、頻回でなくて申し訳ありません。
 去る、5月11日、関係者の皆様にご出席を頂き法人設立40周年の記念式典を執り行うことができました。
 多くの皆様のご協力なくしては、今日という日を迎えることはできませんでした。
 心より感謝申し上げます。
 感謝といえば本日、軽井沢の特別養護老人ホームほか複合型老人福祉施設「かるいざわ敬老園」に「軽井沢蕎麦の会」(代表:内藤功次朗氏/会員37名)の皆様17名が慰問に見えました。
 「軽井沢蕎麦の会」発足から10年、当園への慰問も10年とお聞きし、感謝感謝です。
 特別養護老人ホーム、認知症グループホームでの蕎麦打ちの実演と、入所者が参加しての蕎麦切りが行われ、大いに盛り上がった後、入所者の皆様と私も美味しく頂きました。
 「蕎麦の会」メンバーは、住まい・職歴も異なり「活気があり、楽しい」(内藤代表者)とお話がありました。
 入所での生活は、職員が企画する行事に加え、多くのボランティアの皆様によって支えられ成り立っております。
 昨夜も上田市内の地元自治会員との宴席で申し上げましたが、「戦後は3世代家族が6割近くおり、世帯員も6人前後いましたが、現在は日本の全世帯数の1 割にも届かず7%未満であり、高齢者世帯の1割半ばの状況です」と話しました。尚、参加された16名の中で3世帯同居は1名と寂しい限りでした。
 自治会活動・ボランティア活動なども、元気な高齢者の皆様が主役でご活躍願うことになりますが、大変ありがたいことです。