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2010年05月31日
2年生が実習に行っています!!
実習担当の堰口です。
5月10日から23日間の日程で2年生の実習が始まりました。今回の実習は、介護過程の展開が大きな課題の実習です。この課題は、一人の利用者の方にスポットライトをあてて、利用者の方のニーズを導き介護計画を立案し、実施するといった内容になります。利用者の方がこれまでどんな人生を歩まれ、どんな価値観や人生観をもっているのか、そしてこれからどうしていきたいのかなど、一人の利用者の方を理解し深くかかわることになります。自分自身が今持っている最大限の知識や技術を活かし、利用者の方にかかわって欲しいと思います。きっと、深くかかわった分、忘れられない利用者の一人として学生達の心の中に残ることでしょう…
実習施設のご関係者の皆様、もうしばらく学生がお世話になりますが、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
さて、介護の現場経験がたった7年間しかない私ですが、私にも忘れられない患者さんがいます。介護福祉士として、一生懸命にかかわらせてもらったS子さんという患者さんです。S子さんは、入院中に病状が悪化してしまい、それに伴いADLの低下がみられ、最終的には経口摂取を断念し、胃ろうを造設しました。S子さんには娘さんがいらっしゃり、お母さんであるS子さんを献身的に本当によく看ていらっしゃいました。病状の悪化を辿るお母さんを心配そうに見ている娘さんに対して、「私に何かできないか」そんな思いが涌いてきました。それから娘さんに入院生活の様子をお伝えしたり、また、これから続くであろう介護に対しての情報提供などを重ね、ようやく娘さんとの信頼関係を築くことができ、入院中においては娘さんにとって精神的な支えになることができました。
今年3月27日早朝、S子さんが私の夢枕にたちました。ピンクのような黄色のような服を着たS子さんが、私の左側に立っておられ深々と頭を下げ、「よろしくお願いします」そう言いました。慌ててベッドから起きると、寝室から人が出て行く気配を確かに感じました。それから2日間後の29日の早朝、夢の中で今度は男の人の太い声で「これからA子(娘さんの名前)に大変のことが起こる。辛くて苦しいことが続くことになるから、どうか力になって欲しい。助けて欲しい」何度も繰り返し言っていました。現在は娘さんとのご縁が絶えてしまっているので、私にはどうすることもできないし、娘さん自身私の支えを望んでいないと思いましたが、それでもあまりにも夢の内容が鮮明に残っていたので、勇気を振り絞って娘さんの会社に電話しました。「本日はお休みをいただいている」とのことで、この出来事をお伝えすることはできませんでした。それからいったいこの出来事はなんだったのだろう…と思う一方で、年度末で疲れている気のせいかもしれないと思うようにしていました。
先日、人伝いで聴いたお話ですが、S子さんは3月29日にお亡くなりになったそうです。
S子さん、約8年間という長きに亘る闘病生活、本当に本当にお疲れ様でした。どうかやすらかにお休みください。S子さんのご冥福をお祈りいたします。(合掌)
最後に娘さんへ
きっとA子さんのことでしょうから、最期の最期までお母さんに尽くされたことと思います。私たちスタッフはお母さんを看るA子さんの懸命な姿に心を動かされ、一生懸命にそして精神誠意A子さん母娘にかかわらせてもらいました。家族の気持ちに寄り添うケアについて何度も何度も考えさせられ、時には意見の違いからスタッフ同士ぶつかり合うこともありましたが、S子さんにとって何が幸せなのか、A子さんと一緒に考えさせてもらったつもりです。時には至らないこともあったと思いますが、時折私たちにむけて発するS子さんからの「ありがとう」の言葉に介護の仕事に就いてよかったなとやりがいを感じることができました。A子さんは十分にお母さんに尽くされたと思います。どうか、これからはA子さん自身のために時間を費やしてください。
本当に長い間、お疲れ様でした…
実習巡回中の学生達のスナップから・・・


投稿者 school : 2010年05月31日 11:02
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